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サステナブルな製品づくりの一環として、ソーラー発電ができる膜構造建築物の実現を目指さしました。
具体的な課題は以下の点でした:
• 張力がかかる膜に対し、長期間にわたり耐久性やデザイン性を担保できるソーラー膜を探求すること。
• 既存の開発中の製品ではなく、信頼性が保証できる実績のあるシステムを採用すること。
サステナブルな製品づくりの一環としてソーラー発電ができる膜構造建築物を目指すことを目的とした。
1. デザイン性と軽量・大スパン構造の両立
◦ サスペンション膜構造を採用することで、高いデザイン性を実現しつつ、膜素材の軽量性且つ強靭な構造を活かし、大スパン構造に対応しました。
2. ハイブリッド給電システムの搭載
◦ フレキシブル膜80枚(約55W/枚)を接着し、最大15kwhの蓄電池と連携させることで、ハイブリッド給電を実現しています。
3. 優れた熱的特性と快適な空間演出
◦ 恒久膜材の特性と同様に、太陽光線エネルギーを80%強反射するため、内部への熱伝導を低減します。
◦ 半透明な膜材が、影の少ない自然散乱光によるソフトな空間を演出し、日中も快適な環境を提供します。
4. 信頼性の高い資材選定
◦ 海外実績が多数あり、実証実験も行ったヘリアテック社のソーラー膜を採用することで、構造物の長期的な信頼性を担保しました。
◦ 使用膜材は、建築物として求められる不燃性に対応しています
今回のプロジェクトは、サステナブルなエネルギー供給と建築デザインの自由度を高次元で融合させる、非常に挑戦的な取組みでした。特に、張力がかかる膜材に対して、発電機能、耐久性、そしてデザイン性をすべて確保するという点で、多くの探求を重ねました。
最終的に、当社の膜構造技術のノウハウと、海外実績に裏打ちされた信頼性の高いソーラー膜を選定することで、実現できたと考えています。
本案件を活かし、テント倉庫や膜構造物の専門家として、お客様の革新的で複雑なご要望に対し、短納期 かつ安全性の高いソリューションを提供してまいります。
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