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2階のプライベートスペースに大きな開口を設けたかったが、同時に外部からの視認は遮蔽できるような工法を探していたお客様からファブリックファサード施工をご相談いただきました。
機能性だけでなく、これまでの住宅にはないようなデザインを実現したいというご要望から、山口産業のファブリックファサードの実績写真を見つけていただき、機能性とデザインの両立という理想のファサード実現をご提案させていただきました。
木造の梁を下地とするため、住宅を施工する工務店様と密に打ち合わせを行いました。
長い期間の使用に耐えられるように慎重に構造検討を行い、鉄骨の仕上げも溶融亜鉛メッキを選択。同時に内部から見た時のグレア(ぎらつき)を抑え、意匠性を向上させるために、グレーの安定した色合いの化成皮膜を形成させるリン酸処理をメッキ後に行っています。
デザイン面でも、パネルのサイズや高低差で、外部と内部の両面からどのように見えるかパースを複数作成して検討を重ねました。特に8枚のパネルが集合する頂部は、製作施工精度が要求され、意匠的にも重要な箇所なので、設計・製作・施工の各フェーズで意見交換を重ねながら、丁寧に作業を進めていきました。
新築住宅へのファサード設置ということで、万が一にも失敗は許されない状況でしたが、お客様の意向を十分に汲み取って、理想を具現化することができたことで、ご家族の皆様にも大変喜んでいただきました。
建設当時、日本国内では実績の少ないファブリックファサードをご選択頂き、誠にありがとうございました。これからもアフターフォローなどで長期のお付き合いをお願いします。
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