agriculture
「陸上養殖施設」とは環境や持続性も考慮した世界的にも注目を集める養殖手法です。主に魚介類の養殖に使用されていますが、比較的新しい試みのため一般的には課題も多く残ります。
山口産業の「陸上養殖施設」は、「収益性」「生産性」「耐久性」における課題解決を目的に開発されました。
膜構造の強みである以下の3点を、これまでに培ったノウハウと合わせ製品に活用しています。
・資材削減による低コスト化と短工期化
・膜構造の特徴を活かした生産性の向上
・構造一級建築士の最適な構造設計による耐久性の確保
低コスト
遮熱機能
生産性UP
耐久性
環境負荷を抑えながらタンパク源を安定生産するための持続可能な手段として注目を集める「陸上養殖」に「膜構造」を掛け合わせることで、持続可能な社会の実現を後押ししていきます。
軽量性による資材削減から、建設費、工期を大幅に低減し、短期間での採算性を実現。環境負荷低減によるブランドイメージ向上、高遮熱材による空調効率向上でランニングコスト低減にも貢献。
高遮熱材を内膜に採用し適切な室温に調整。飼育環境を人為的に管理することで成長を促します。また生育モニタリングなどを目的とした大型機械や天井クレーンを導入し、作業効率向上も可能です。
構造一級建築士による計画地に合わせた構造計算を実施し、建築確認申請に対応する耐久性を確保します。屋根壁に使用する膜材は腐食に強く、鉄骨も錆・腐食を防ぐ仕上げを行います。
陸上養殖施設は様々なオプションの組み合わせにより
お客様のニーズに合わせた空間を作り出します。
屋根下、壁面を反射率97%の高遮熱材を採用することで輻射熱を遮熱、反射し施設内を適切な温度に保つための空調費の低減に貢献。また、吸音膜材を採用すれば設備の稼働音が外に漏れることを防ぎ、近隣からの苦情防止にも繋がります。
施設内に天井クレーン・ジブクレーンを設置することで、運搬が大変な荷物も比較的簡単に移動・収納できるようになり、業務の効率化に貢献します。
天井(屋根裏)に取り付ける換気扇は、夏季の天井付近の熱だまりの解消による空調費削減に加え、冬季の結露防止にも貢献します。
高い気密性と素早い開閉を可能にし、施設の出入口や間仕切りに設置することで、防虫・防塵・防寒効果から保温性・清潔性を飛躍的に向上します。
陸上養殖施設は様々なオプションの組み合わせにより
お客様のニーズに合わせた空間を作り出します。
施設の建設・運営コストが高く、生産者の販売単価が安価のため、事業継続が困難
軽量な膜構造は資材が少量で済むため、イニシャルコストを大幅に低減します。
養殖魚の評価が低く、販売単価が安価
軽量な膜構造は資材が少量で済むため環境負荷を低減し、製品=養殖魚のブランドイメージの向上に寄与します。
魚の成長にかかる時間が長く、短期での収益化が見込めない
一般的な鉄骨工法に比べ、工期を50%短縮することで、短期間での採算性を実現します。
温度調節のための空調費などランニングコストの負担が大きい
高遮熱材を内膜として採用することで、施設内の温度を適切なものに調整することができます。
水温・水質環境を維持するための手間
高遮熱材を内膜として採用し、施設内を適切な室温に調整し、飼育環境を人為的に管理することで成長を改善できます。
作業効率を向上させる設備導入やレイアウト
軽量性による柱のない大空間は、画像解析、生育モニタリングなどを目的とした大型機械やクレーンの導入を可能とし、作業効率を向上させるご希望のレイアウトを実現します。
認証・検査など耐久性を担保する仕組みが少ない
構造一級建築士による計画地の積雪や風速などに合わせた構造計算を実施し、建築確認申請に対応する安全性を確保した製品を提供します。
塩害への対策
溶融亜鉛メッキの採用や耐塩害塗装など環境やコストに合わせた鉄骨仕上げで耐食性を向上させ塩害による腐食を防ぎます。また、屋根壁に使用する膜材は腐食しないため塩害に強い施設を建築できます。
View