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【専門業者が解説】テント倉庫の修理・張替えはどうする?方法や価格相場、流れを解説

2025.08.01

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      テント倉庫の修理・張替えはどうする?方法や価格相場、流れを解説

      テント倉庫は設置の手軽さとコストの安さから、多くの企業で活用されていますが、経年劣化や自然災害の影響により、破損や傷みが発生することもあります。そのまま放置すれば、保管物の損傷や安全性の低下につながりかねません。

       

      そこで本記事では、テント倉庫の修理・張替えが必要になるケースや具体的な対応方法、費用相場や作業の流れについて解説します。

       

      「修理すべきか張り替えるべきか」迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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      テント倉庫の修理が必要になるケース

      テント倉庫は屋外に設置される構造上、長期間使用するうちにどうしても劣化や損傷が発生します。一般的な耐用年数はおよそ10~15年とされており、それ以降は何らかの修理や張替えが必要になるケースが多いです。

      テント倉庫の修理が必要になる主な原因は、以下の3つに大別されます。

       

       

      日常的な風雨や紫外線、気温差といった自然環境にさらされ続けることで、テント生地や骨組みは徐々に劣化していきます。また、作業時の接触による破損や、台風・大雪といった自然災害による損傷も起こり得ます。

       

      実際に見られる劣化や破損の例として、以下にまとめました。

       

       

      これらの症状を放置すると被害が広がり、倉庫機能の低下や事故のリスクにつながる可能性もあります。気づいた段階で早めに修理を検討することが重要です。

       

      テント倉庫の修理方法

      テント倉庫の修理には、劣化の程度や破損の範囲に応じて複数の方法があります。

      ここでは、部分補修・部分張替え・全面張替えの違いや、それぞれの対応内容について解説します。

      部分補修

      テント生地に小さな破れや裂けが発生した場合は、専用の補修テープを使って応急的に補修できるケースがあります。この方法は破損の範囲が狭く、骨組みや構造に影響がない場合に限られますが、迅速かつ低コストでの対応が可能です。

       

      ただし、補修テープはあくまで一時的な処置であり、長期間の使用には適していません。破損箇所が広がっていたり、複数箇所に損傷が見られる場合は、張替えなどの対応が必要になることもあります。

      部分張替え

      テント倉庫の一部にだけ劣化や破損が見られる場合は、屋根面や壁面など、傷んだ箇所のみを張り替える「部分張替え」で対応できることがあります。全体を張り替えるよりも費用を抑えられる点がメリットです。

       

      ただし、他の部分の劣化が進行している場合、別の面でもトラブルが発生しやすくなります。そのたびに何度も工事を行う必要が出てくることもあり、結果的に手間やコストがかさむケースもあるため注意が必要です。

      全面張替え

      テント倉庫の劣化が全体に及んでいる場合や、複数箇所に不具合が見られる場合は、骨組みはそのままにしてテント生地だけをすべて張り替える「全面張替え」が有効です。部分的な補修や張替えと比べて初期費用はかかりますが、その分、耐久性や見た目を一新できるというメリットがあります。

       

      また、今後の維持管理コストや修繕の手間を抑えられる可能性も高く、長期的に見ればコストパフォーマンスの良い選択肢となる場合もあります。

       

      テント倉庫の修理・張替えの価格相場

      テント倉庫の修理・張替えにかかる費用は、倉庫のサイズや使用しているテント生地の種類(防炎・不燃など)、劣化の程度、施工を依頼する業者などによって大きく変動します。

       

      とくに全面張替えの場合は、倉庫の新設費用のおよそ30%が目安とされており、テント生地や施工条件によっても前後します。

       

      例を挙げると、山口産業が施工した幅10m×奥行18m×高さ5mの防炎生地を使用したテント倉庫では、新設費用が約450万円であったのに対し、全面張替えにかかった費用は約135万円でした。

       

      部分補修や部分張替えの場合は、対応範囲によって数万円〜数十万円程度になることもあります。詳細な費用は現地調査や見積もりを通じて確認することが重要です。

       

      テント倉庫の修理・張替えを行うメリット

      テント倉庫の修理や張替えは、単に見た目を整えるだけでなく、さまざまな面で企業にとってのメリットがあります。

      ここでは、定期的なメンテナンスや適切なタイミングでの対応によって得られる主な利点を紹介します。

      保管している物や設備を守れる

      テント倉庫のテント生地が劣化したり、破損した状態を放置していると、雨や風が入り込んだり、湿気や虫、ほこりが侵入したりするリスクが高まります。その結果、倉庫内に保管している商品や資材、機器類などにダメージが及ぶ可能性があります。

       

      定期的に修理や張替えを行うことで、倉庫内の環境を清潔かつ安定した状態に保ち、大切な保管物や設備の劣化・故障を未然に防ぐことができます。

      テントを長持ちさせられる

      修理や張替えを適切なタイミングで行えば、テント倉庫をより長く使い続けられるのが大きなメリットです。破れや不具合が軽微なうちに対応すれば、簡単な補修だけで済むことが多く、全体の劣化を抑えやすくなります。

       

      反対に、劣化を放置してしまうと、雨水や湿気が入り込み、骨組みまで腐食するおそれがあります。この状態だとテント部分だけでなく構造全体に手を加える必要が生じ、結果的に工事の規模も費用も大きくなる可能性が高いです。

       

      早めの対応が、長く安心して使うための最も現実的な手段といえるでしょう。

      企業のイメージアップになる

      テント倉庫を適切に修理・張替えしておくことは、企業の外観イメージを保つうえでも重要です。倉庫のシートが破れていたり、骨組みが錆びていたりすると、それだけで管理が行き届いていない印象を与えかねません。

       

      とくに来客や取引先が敷地内に入る機会がある業種では、老朽化した倉庫の見た目が企業全体の信頼性に影響することもあります。また、求職者が現地を訪れる際に不安を覚えると、人材確保の面でもマイナスに働く可能性があるでしょう。

       

      設備を良好な状態に保っておくことは、社外からの評価にもつながる間接的なブランディング対策です。

      自然災害に備えられる

      テント倉庫を修理・張替えによって常に良好な状態に保っておくことは、自然災害への備えにもつながります。老朽化したテントをそのままにしておくと、台風や突風、大雪といった災害に遭った際、損傷が一気に広がる危険性があるためです。

       

      たとえばテントが風で破れて飛ばされた場合、倉庫内の保管物が雨にさらされるだけでなく、破損した部材が近隣の建物や通行人に被害を及ぼすおそれも否定できません。

       

      万が一の被害を防ぐには、災害発生前の予防的な修繕がもっとも効果的です。日頃の点検と適切な対応が、安心と安全を支える土台になります。

       

      テント倉庫の修理・張替えは早めの対応が肝心

       

      テント倉庫の破損や劣化は、見つけた時点ですぐに対応することが理想です。特に、台風・突風・大雪といった災害が発生した直後は、同じ地域内で修理や張替えの依頼が一気に増え、施工まで長く待たされることも珍しくありません。

       

      また、平常時であっても、建築確認申請に1〜1.5ヶ月、テントの製作にさらに1ヶ月程度かかるのが一般的です。トラブルが起きてから対応しようとすると、その間の保管物の管理や業務の継続にも支障をきたす可能性があります。

       

      トラブルを未然に防ぎ、倉庫としての機能を安定して維持するためにも、早めに計画を立てて修理や張替えを進めておきましょう。

      テント倉庫の修理・張替えの流れ

      テント倉庫の修理・張替えを行う際は、新設時とほぼ同様の流れで進めるのが一般的です。内容によっては一部工程が省略されることもありますが、基本的には以下のようなステップに沿って対応が進みます。

       

       

      部分的な補修であれば比較的短期間で完了しますが、全面張替えや構造に関わる修繕の場合は建築確認申請や部材の製作期間も含めて、ある程度の期間が必要になります。

       

      繁忙期や災害後には施工スケジュールが埋まりやすいため、早めの相談・発注がスムーズな対応につながります。

       

      テント倉庫の修理・張替え事例

      ここでは、山口産業が実際に手がけたテント倉庫の修理・張替え事例を紹介します。

      倉庫の状態や依頼内容によって対応方法はさまざまですが、実例を見ることで具体的なイメージがつかみやすくなります。

      自社での対応を検討する際の参考にしてみてください。

      築25年のテントを全面張替え

      築25年の中古テント倉庫を全面張替えした事例です。15年前の破損後は長く放置されていましたが、同敷地内の別棟を施工した際に提案し実施に至りました。図面が残っていなかったため現地で型取りを行い、膜体を製作。多雪地域のため、骨組みの補強もあわせて行っています。

      雪害破損による張り替え工事

       

      部分張替えでコストカット

      台風で屋根が破れたテント倉庫の部分張替え事例です。コストを抑えたいとのご要望を受け、屋根と桁面のみを張替え、劣化が少ない壁面やハンガードアは既存のまま活用しています。さらに透光率の高い膜材「SIKI62アイボリー」を採用し、自然光で明るく、昼間は照明が不要な倉庫になりました。

      テント倉庫の一部張替工事

       

      採光性の高いシートで明るい倉庫を実現

      暗さが気になっていたテント倉庫を、採光性を高める張替えで改善した事例です。屋根には透光性の高い「フェラーリ502ホワイト」、壁には「SIKI62グレー」を採用し、自然光がしっかり入る明るい倉庫へと一新しています。施工後の内部の明るさに、施主からも高い評価をいただきました。

      高透光膜によるテント張替え

       

      まとめ

      テント倉庫は屋外で使われる性質上、経年劣化や自然災害による破損が避けられません。放置すれば保管物の損傷や安全性の低下につながるおそれがあるため、早めの修理・張替えが重要です。

       

      部分補修から全面張替えまで、状況に応じた対応を計画的に行うことで、コストや工期も抑えやすくなります。

       

      施工内容や費用の目安を知りたい方は、テント倉庫に豊富な実績を持つ山口産業までお気軽にご相談ください。

       

       

       

       

       

       

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