2025.03.27
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倉庫の建築を検討する際「どの工法を選ぶべきか」「費用はどのくらいかかるのか」と悩む方は多いでしょう。倉庫は用途や規模に応じて適した建築方法が異なり、適切な業者を選ばないと、余計なコストや品質の低下につながることもあります。
そこで本記事では、倉庫の種類や特徴、費用相場、業者選びのポイントを詳しく解説します。これから倉庫を建てる方は、ぜひ自社に最適な倉庫建築の参考にしてください。
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倉庫の建築方法には、「テント倉庫」「在来工法の倉庫」「システム倉庫」「プレハブ倉庫」の4種類が挙げられます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、予算や用途に応じた選択が重要です。4つの建て方の特徴を詳しく解説します。
種類 | 特徴 | 費用 | 工期の目安 | 耐久性 |
テント倉庫 | 低コスト・短工期 | 安い | 短い | 低い |
在来工法の倉庫 | 設計自由度が高い | 高い | 長い | 高い |
システム倉庫 | 耐震性が高い | 中程度 | 中程度 | 高い |
プレハブ倉庫 | 移設・増設が容易 | 中程度 | 短い | 中程度 |
テント倉庫は、軽量な膜構造を使用した倉庫で、低コストかつ短期間で建築できるのが特徴です。設置や解体が容易なため、仮設倉庫や一時的な保管場所に適していますが、補強や定期的なメンテナンスを行うことで長期利用も可能です。
<メリット>
<デメリット>
<向いている用途>
テント倉庫は用途や目的に応じてカスタマイズしやすく、業者によっては「オリジナルのテント倉庫を建築する」といった相談も可能です。デザイン性や機能性を重視した倉庫も増えており、よりおしゃれで実用的なテント倉庫の選択肢が広がっています。
「もっとおしゃれなテント倉庫を作りたい」「どんな施工事例がある?」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶テント倉庫をもっとおしゃれに!倉庫選びのポイントと施工事例を紹介
在来工法の倉庫は、鉄骨造や木造を用いた自由設計の倉庫です。用途に応じた間取りや設備のカスタマイズができる特徴があります。また、耐久性が高く、長期的に使用できます。
<メリット>
<デメリット>
<向いている用途>
システム倉庫は工場で生産された部材を組み立てる工法で、耐震性が高く、大空間の設計が可能な倉庫です。物流倉庫や工場向けの大規模倉庫として利用されます。
<メリット>
<デメリット>
<向いている用途>
プレハブ倉庫は工場で製造したパーツを現地で組み立てる工法で、短工期・低コストで建築できるのが特徴です。必要に応じて増設や移設が可能です。
<メリット>
<デメリット>
<向いている用途>
倉庫で保管できるものは、倉庫の種類によって異なります。大分類として、倉庫は「自家用倉庫」「営業倉庫」の2種類に分けられます。自家用倉庫は「倉庫の所有者が自分の荷物を保管するための倉庫」であり、業務用ではありません。
このうち、営業倉庫の中でも大きく分けて5つの種類に分かれ、その中の「普通倉庫」はさらに6つに分類されます。それぞれの倉庫の種類によって保管できるものを、以下に一覧表でまとめました。
<営業倉庫>
種類 | 詳細分類 | 保管できるもの | 用途例 |
普通倉庫 |
|
一般貨物(食品・衣類・日用品など)
危険品倉庫の場合は化学薬品や可燃物など |
小売
物流センター メーカー倉庫など |
冷蔵倉庫 | – | 低温管理が必要な物品(肉・魚・乳製品など) | 食品加工
スーパー 飲食業など |
水面倉庫 | – | 船荷・水産物・港湾物流用 | 港湾施設
水産業など |
トランクルーム | – | 個人・法人向けの一時保管品(家具・書類など) | レンタル収納
企業の書類保管など |
特別倉庫(国土交通大臣が指定) |
|
建材・鉄鋼(野積倉庫)
石油・化学品(貯蔵槽倉庫) 火薬・可燃物(危険品倉庫) |
‐ |
倉庫を建てる際に気になるのが「費用」です。建築方法によってコストが大きく異なるため、事前に相場を知っておくことが重要です。ここでは、国土交通省の統計データをもとに、倉庫の構造ごとの坪単価を紹介します。
<倉庫の構造別坪単価(2024年)>
構造 | 坪単価(万円) |
木造 | 約51.76万円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 約117.21万円 |
鉄筋コンクリート造 | 約67.99万円 |
鉄骨造 | 約59.21万円 |
コンクリートブロック造 | 約84.75万円 |
費用を抑えたいなら木造、耐久性や強度を重視するなら鉄骨やRC造(鉄筋コンクリート造)など、用途に応じた選び方がポイントです。また、初期費用だけでなく、メンテナンス費用や耐用年数にも差があります。
倉庫を建築する際には、法律を理解しておくことが重要です。これらの法律を知らずに進めると、「建築許可が下りない」「工事がストップする」「罰則を受ける」などの問題が発生する可能性があります。
以下の3つの法律をチェックしておきましょう。
建築基準法とは、建物の安全性や衛生環境を確保する目的で定められた法律です。倉庫の構造・設備・耐震性・防火性能などの基準を定めています。
例えば、以下のような項目が建築基準法に含まれます。
これらを守らないと建築許可が下りません。
都市計画法とは、「都市の無秩序な開発を防ぎ、適切な土地利用を決めるため」の法律です。倉庫を建てる場所がどの用途地域に指定されているかによって、建築の可否や条件が決まります。
例えば、土地計画法では以下のようなルールが定められています。
この法律を知らないと、「せっかく土地を用意したのに倉庫を建てられない」といったトラブルが発生する可能性があります。
消防法とは、火災の予防・拡大防止・消火対策を徹底するための法律です。倉庫の防火設備・消火設備・避難経路の確保などが定められています。特に倉庫は荷物を保管するため、火災のリスクが高く、次のような規定が適用されます。
この消防法に違反すると、最悪の場合営業停止などの行政指導が入ります。
倉庫は大きな投資であり、一度建てると長期間使用します。業者選びを間違えると、コストが余計にかかったり、品質が低い倉庫が建ってしまったりするリスクがあるため、慎重に選びましょう。
ここでは倉庫の建築業者を選ぶ際の4つのポイントを解説します。
「倉庫の建築業者を選ぶ際のポイント」として、相見積もりを取ることは重要です。
複数の業者から見積もりを取ることで、価格の相場を把握できるだけでなく各社の提案内容やサービスの違いを比較できます。また、費用だけでなく、工期・アフターサービス・保証内容なども確認し、自社に最適な業者を選びましょう。
見積もりを比較すると「できるだけ安いものにしよう」と選びがちです。価格も重要な決め手ですが、安さだけではなく総合的に判断することで、満足度の高い倉庫建築につながります。
坪単価は一見わかりやすい指標ですが、基礎工事や設備費、付帯工事費などが含まれていない場合があり、最終的なコストが想定より高くなることもあります。そのため、価格を比較する場合は坪単価ではなく総工費で比較しましょう。
総工費で見れば追加費用も含めた正確な比較ができ、予算オーバーを防げます。見積もりを取る際は工事範囲や仕様を統一し、隠れたコストがないか確認することが大切です。
倉庫の建築業者を選ぶ際は、過去の実績を確認すると選ぶ際に活用できます。特に、自社と同じ業種や規模の施工経験が豊富な業者であれば、求める仕様やニーズを理解してもらいやすく、安心して依頼できます。
また、公式サイトやパンフレットの情報だけでなく、第三者の口コミや評判も参考になります。ただし、ネットの情報には偏りがあることも多いため、過信せずに総合的に判断することが大切です。可能であれば、実際の施工例を見せてもらうのも有効です。以下の実績紹介もぜひ参考にしてみてください。
倉庫の建築業者を選ぶ際は、スムーズにやり取りできるかを確認しましょう。担当者がこちらの要望を丁寧にヒアリングし、適切な提案をしてくれるかが重要です。
要望に対して的確なアドバイスがあれば、理想の倉庫を建てる手助けになります。また、電話やメールの返信が早い業者は、打ち合わせやトラブル対応もスムーズです。
このような連絡の遅れが重なると工期にも影響する可能性があるため、対応のスピード感も重視して選ぶと安心できます。
倉庫を建てる際は、工法の種類や費用相場、法律、業者選びを事前に理解し、慎重に選択することが大切です。
倉庫は一度建てると長期間使用するため、用途やコストに合わせて最適な建築方法を選び、信頼できる業者と相談しながら進めることで、満足度の高い倉庫建築が実現できます。
「コストを抑えつつ、短期間で倉庫を建てたい」「用途に合わせた柔軟な設計ができる倉庫を探している」そんな方には、テント倉庫が最適です。
山口産業では豊富な施工実績をもとに、お客様のご要望に応じた最適なテント倉庫をご提案いたします。 煩雑になりがちな現地調査や法律の確認、各種申請もサポート可能なので、まずはお気軽にご相談ください。
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