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CASE STUDY

膜構造シアター 施主様・デザイナー様インタビュー:ムーミンバレーパーク「エンマの劇場」

2026.09.11

 


▼ プロジェクト概要

・施設名:ムーミンバレーパーク「エンマの劇場」

・所在地:埼玉県飯能市

・工事内容:野外劇場の全天候型化(サーカステント型 膜構造)

 

インタビュー:

 

ムーミンバレーパークの野外劇場「エンマの劇場」は、 物語の中で、洪水が起きたムーミン谷に流れ着いた劇場。

海の上にあるから、屋根はない ——。

原作の世界観に忠実に、屋根なしで開業した結果、 1年の約3分の1が雨で上演中止になるという課題を抱えていました。

タープを掛ければいい、と思っていた計画は、 「壁もあって、お客さんが入れる建物」へ。

物語に登場しない建物を、入りたくなるデザインで建てる —— その答えが、サーカステントでした。

本動画では、パークを運営される施主様と、 デザインを担当された設計者様に、 インタビュー形式でプロジェクトを振り返っていただきました。

・屋根を付けられなかった、物語上の理由

・数年間、対応できる会社が見つからなかった特殊な要件

・同業のテント会社からの紹介で始まった協働

・膜体・トラス建方 約1ヶ月というスピード施工

・計算外だった「赤い透過光」— 課題と、テントならではのご褒美

・避難所にもなる — フェーズフリーというテントの可能性

 


▼ チャプター

0:00 オープニング

1:07 ムーミンバレーパークのコンセプト

1:48 「屋根は付けちゃいけなかった」— 物語の設定

2:22 年の1/3が雨で中止という現実

2:46 タープのつもりだった — 全天候化の始まり

3:12 サーカステントという選択

3:43 数年間、見つからなかった施工パートナー

4:33 膜構造のメリットと、約1ヶ月のスピード施工

5:03 「最高でしたよ」— 現場チームへの評価

5:45 同業のテント会社からの紹介だった

6:09 旗・フラグポール・膜の模様 — デザインの工夫

6:43 山口産業へのこれからの期待

7:09 計算外だった「赤い光」— 課題と、ご褒美

8:05 避難所にもなる — フェーズフリーの可能性

8:38 次は膜天井を、内装に

8:57 「パースが、そのまま形になった」 

 


 

課題:

 

解決策:

 

効果:

 


インタビュー

質問:今回、「エンマの劇場」を全天候型シアターへリニューアルされた経緯について教えてください。

回答: (東風様)当パークは原作(トーベ・ヤンソン)の世界観や自然との調和を一番に考慮して運営しております。「エンマの劇場」も劇中のストーリー(水に流されてきた劇場)を優先したため、開業当初はあえて屋根を付けずにスタートしました。しかし、実際には年間の1/3近くが雨の影響を受けて公演中止や内容変更を余儀なくされ、キャラクターに会えることを楽しみにご来園されるお客様にとっても、運営側にとっても非常に大きなストレスとなっていました。数年間いろいろな対策を試みましたが、根本解決には全天候型にするしかないという結論に至りました。

 

質問:数ある施工会社の中で、最終的に山口産業を選ばれた理由や決め手は何でしたか?

回答: (金宇様)当初は客席にタープを架ける程度の案を考えていたのですが、東風様から「そうではなく、壁も含めてお客様をしっかり包み込み、日よけ以上の演出ができる空間にしたい」というお話を伺いました。テーマパークという性質上、細かな意匠や特殊な構造に対応していただく必要があり、何社かオファーをさせていただいたものの、難易度の高さから対応していただける会社様がなかなか見つかりませんでした。そんな中、山口産業さんにご相談したところ「できる」と即答していただき、大変ありがたかったです。

 

質問:実際の施工プロセスや、短納期での仕上がりに対するご感想をお聞かせください。

回答: (東風様・金宇様)仕上がりには本当に満足しています。実際の仕上げ工事は実質1ヶ月という驚異的な短納期で対応していただきました。基礎工事からトラス構造の組み上げ、膜の施工まで、特殊な申請も含めて一括で安心してお任せできたことが非常に助かりました。お客様からの反応もものすごく良く、天候を気にせずショーを楽しんでいただける環境が整いました。

 

質問:実際に完成したテント空間に入ってみて、どのような印象や発見がありましたか?

回答: (金宇様・東風様)良い意味での「嬉しい誤算」がありました。太陽の光を浴びると、膜全体がまるで電球のように優しく光を受け止め、内部を明るく照らしてくれるんです。また、天気が良いと外で旗めく旗の影や模様が屋根越しに透けて見え、風を感じることができるのも膜構造(テント)ならではの素晴らしいご褒美でした。さらに、今回の劇場テントは「フェーズフリー認証」を受け、日常のレジャー用途だけでなく、万が一の災害時には避難所としても活用できる社会貢献性の高い構造になっています。さまざまな面で期待以上の素晴らしい仕上がりになりました。

 

 

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